沖縄県で基礎(地中梁)の超音波探傷検査を行いました。

今回の鉄筋継手部分はガス圧接継手部分ではなく、溶接継手部分の検査となります。

現場の溶接技術者は、鉄筋継手部分を丁寧に溶接していました。(上筋5本/下筋5本)

鉄筋継手部分の溶接が終わり外観検査を行ったあと、JRJS0005:2008による専用探傷器(USG-27A)で超音波探傷検査を行います。(探傷走査方法は、直角K走査法斜めK走査法を実施)

超音波専用探傷機器の設定について(USG-27A)

ガス圧接の基準レベル設定は-24dBですが、溶接の合否判定レベルの設定は-24dB-18dBを相互に設定して検査をします

 

ガス圧接よりも溶接施工の方がNGが出やすい?

溶接継手部分

今回は、超音波探傷検査にて溶接継手部分にNG(検査不合格)が出ました。

溶接継手部分でNGが出やすい理由としては、溶接工法や母材裏当ての種類にもよりますが主に溶け込み不良、余盛不足(過大)が原因だと言われております。

しかし、今回のNGを出した物については外観検査において溶け込み不良やピット、ビード不整、クレータのへこみ、余盛不足(過大)アンダーカット、偏心量、折れ曲がり、クレータの割れなどをすべてクリアーしてました。

こちら側(検査員)の問題かもしれないと思い、専用探傷機器や専用コード、探触子などを交換して再度検査(1本につき検査回数5回以上)を行いましたがやはりNGが出ます。

鉄筋の溶接継手部分については、検査員や施工員の技術量が試されると言われておりますが溶接工法に問題があるのか?母材の裏当てに問題があるのか?検査員の走査方法に問題があるのか?原因解明は出来ませんでしたが、超音波探傷機器でNGが何度も出たのは事実です。その事を職人さんに報告して溶接のやり直しをしてもらいました。

溶接継手のやり直し後に再度、探傷検査をしたらOK(検査合格)でした。

個人的の見解としては、圧接器(鉄筋保持具)の不調、もしくは電圧がたまたま低い時に施工したのではないか?と思っております。

溶接継手工法のまとめ

溶接継手工法のメリット

1.ガス圧接工法に比べて施工時間の短縮、施工場所を選ばない

2.ガス圧接機材に比べて持ち運びしやすく場所を取らない

3.イモ継ができる

 

溶接継手工法のデメリット

1.超音波探傷検査にてガス圧接工法と比べてみるとNGが出やすい

2.電気を使用するので特に雷発生時には注意を要する

 

・鉄筋継手部の溶接、圧接、機械式などの詳しい検査方法については鉄筋継手部の検査方法|非破壊検査のページを参照して下さい

・溶接継手工法やその他の詳しい工法などについては、鉄筋継手の工法についてのページを参照して下さい

 

 

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