先日、沖縄県にある現場へ行って来ました。
今回で最後の鉄筋継手部分の超音波探傷検査となります。(マンションのR階)
さすがに最上階だけあって、敷地が他の階より狭いため鉄筋の圧接箇所が少なかったのが印象に残ってます。
作業の手順としては、外観検査をしながら上筋と下筋の圧接された場所や個数を確認します。
今回の圧接業者さんは、ガス圧接するのが上手なので外観検査で時間を取られることはありませんでした。(すべてのガス圧接部分が均等な卵型に仕上がってました)
また、SYゲージ測定による膨らみの直径や長さ、圧接面のズレ、焼き割れ、折れ曲がり、垂れ下がり、偏心の測定も問題はありませんでした。
外観検査を終えた後は、鉄筋継手部分(D25/SD345)の超音波探傷検査(K走査法)を行います。
超音波探傷検査についてのポイント
K走査法で超音波探傷検査を行う上でポイントとなるのが、鉄筋の梁を下される前に下筋が多めに圧接されてる場所から始めに検査することです。
その理由としては、鉄筋の梁を先に下されてしまったら下筋の圧接部分まで手が届かない可能性があるからです。
また、鉄筋の圧接部分やノブなどに錆び等が付着していると正しい測定結果を出すことができないので、それらを取り除く必要があります。
検査中の注意点としては、鉄筋屋さんの動きを読み取ることとクレーンで吊り上げられてきた鉄筋の下す場所を把握しておく必要があります。
探傷検査に夢中になりすぎると鉄筋屋さんが運んで来る鉄筋と接触したり、吊り上げられてきた鉄筋に接触する恐れがあるからです。
これらのポイントを抑える事で作業効率が良くなり、作業時間を短縮することができます。
今回も無事に1ロット30箇所の探傷検査を終了することが出来ました。
まとめ
・外観検査に使用した器具:SYゲージ
・超音波探傷試験検査に使用した機械:専用機器(USG-27A)
・探傷検査をした場所:梁
・探傷検査方法:K走査法
・探傷検査数:1ロット=30箇所
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