結露からシックハウスになる原因とは
結露から直接的にシックハウスになるわけではありませんが、結露が原因で発生するカビとダニが原因でシックハウスにかかる可能性があります。
それは、カビが飛ばす胞子やカビを餌とするダニが増殖。ダニの抜け殻やフンはシックハウス症候群を引き起こす原因の1つと言われています。
また、ダニやカビを退治しようと防カビ剤や防ダニ剤を使用することにより体に有害な化学物質が室内に放出することでシックハウス症候群を引き起こす原因にもなると言われています。
防カビ剤や防ダニ剤を使用する際は、化学物質成分が入っている物ではなく天然由来成分が入っている防カビ剤や防ダニ剤を使用しましょう!!
結露対策について
1.台所や風呂場の換気扇は回しておく(夏場は逆効果の可能性があります)
2.除湿機を稼働させる(特に冬場)
3.結露防止用シート(プチプチシート)を利用する
4.窓用結露防止ヒーターを稼働させる
5.結露防止スプレーを窓ガラスなどに吹き付ける
6.内部結露の防止には断熱材が有効的
結露ができる仕組み
結露は、飽和状態(湿度100%)になるとできると言われています。
例えば、梅雨時にコンクリートの壁面に水滴がついたり、冬の寒い朝に窓ガラスの内側が曇るのは、壁面の温度がこれに触れる空気の露点温度(空気が飽和状態になる時の温度)以下であると、空気はその含んでいる水蒸気を全部含むことができなくなり、余分な水蒸気が水滴となり壁や窓ガラスなどにつきます。また、結露には夏型と冬型があります。
夏型結露は、高温多湿の空気が低温度の空間に流れ込んで行くことで湿度が上昇し、これによって結露が促進されます。夏場に北側の押し入れや地下室、倉庫などで起きやすい現象となってます。夏型結露を取り除くために換気をすることはより結露が増えることになりますので注意が必要です。
冬型結露は、一般的に断熱性の不足が原因で発生します。防止策としては、断熱材などで壁を断熱的にすれば冬型結露を防止することができます。(例外を除く)
一般的な結露は、日射が当たらず日陰になっている外壁面やこれに沿って作られている押し入れなどに多く見られます。従って、北側や北の隅っこに台所や浴室などがあると結露の被害は拡大しますので、北側には台所や浴室を設置しないようにしましょう。
結露しやすい意外な場所とは?
1.隅の壁面
外気に接する部屋の隅は、断熱効果がもっとも低い所が多く壁が冷たくなりがちです。当然、内外気との差が出てくる為、意外にも結露しやすいのです。
2.玄関の扉
玄関は暖房されてない所が多いので、ここに暖房された空気が流れ込むと玄関の扉が結露することがよくあります。
3.家具の背面
タンス等、家具の裏側はだいたい壁に面しています。家具と壁の隙間が狭いので換気も不十分となり、温度が低くなりやすい部分に結露が発生しやすくなります。
4.畳の下
畳の下で断熱と防湿が不十分だと結露する可能性があります。
結露の仕組みを知り、結露対策を行ってシックハウスを予防しましょう!!
シックハウスは、結露以外からも発症します。その他のシックハウス情報については、室内環境空気測定|シックハウスを参照して下さい
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